大規模で複雑なシステムを扱う防衛・航空宇宙分野においていかに効果的に設計・実装するかを追求して発展してきた、システムズエンジニアリング(Systems Engineering)を応用しています。iDのチームメンバーは全員システムズエンジニアリングに関する修士課程を修了し、その後も教育や研究にも携わっています。

機械・エレクトロニクス・ソフトウェアなどの複合からなる工学的システムはもちろんのこと、人・組織・プロセスから成るマネージメントシステム、ニーズ・リソース・プロセスから成るビジネスシステムなど、複数の領域にまたがるような様々な対象を「複数の要素からなる集合体」として的確に捉え、扱うことができることが大きな強みです。

Systems Engineering

Systems Engineeringの国際組織であるINCOSE(International Council on Systems Engineering)の定める定義に基づき、世界的にその効果が認められている方法論や手法を用いて様々なモノやコトのデザインや分析を支援します。

これまで属人的に経験や感覚によって実行されていた様々な”デザイン”(企画、設計、マネジメントなど)を論理的に構造化することが可能です。

デザインが構造化されることで、戦略的にプロセスを組む、さらにデザインを向上する、差別化を様々な観点から検討する、などが可能になります。

Systems Engineeringを応用することで得られる代表的なメリット

  • 網羅的かつ効果的な要求分析
  • 積極的に意図や意思を反映したアーキテクチャ(基本構造)設計
  • デザインプロセスにおけるトレーサービリティの向上
  • トレーサービリティの確保によるデザイン変更の影響把握能力の向上
  • 戦略的なシステムの検証と妥当性確認(Verificaiton and Validation)方法の構築
  • 確実かつ効率的なシステムの組み上げ(Integration)方法の構築
など

Systems Engineeringの詳細については以下のウェブサイトなどをご参照ください。

Systems Engineeringを応用したコンサルティングなどについてはこちらのページよりお問い合わせください。

Model-Based Systems Engineering (MBSE)

Systems Engineeringの応用によるデザインコンサルティングを、可読性の高い図(モデル)を作りそれらを活用することで行います。

システムにおける要素の構成やそれぞれの関係性などを、必要十分な多視点から図として記述し、システムを捉えることを支援します。

これまで領域や分野が複雑に重なり合った対象のデザインでは、共通言語を欠いていることから全体像が十分に理解できない、分野をまたいだコミュニケーションができないといった弊害が起こっています。

Systems Engineeringの考え方に基づいて図(モデル)を作成することで、領域や分野によらない対象を俯瞰する共通言語として機能させることができ、デザインに参加する一人ひとりのコミットメントの向上、分野や役割の狭間への気配りの向上、より直感的なデザインに関するひらめきの促進、などが期待できます。

Model-Based Systems Engineeringを応用することで得られる代表的なメリット

  • 対象を領域や分野に依存せずに可視化し、俯瞰することができる
  • より直感的に対象を「システム」として議論し、扱うことができる
  • デザインを段階的に詳細化していくためのフレームワークとして活用する
  • デザインの信頼性を高めるための検討(FTA、FMEAなど)を多視点から網羅的に実施する
など

MBSEの詳細については以下のウェブサイトや書籍などをご参照ください。

  • INCOSE MBSE Wiki
  • Friedenthal, Sanford, Alan Moore, and Rick Steiner. 2015. A Practical Guide to SysML : The Systems Modeling Language. MK/OMG Press. Third edition. ed. Waltham, MA: Elsevier/Morgan Kaufmann.

Model-Based Systems Engineering (MBSE)を応用したコンサルティングなどについてはこちらのページよりお問い合わせください。

MBSEのツール

MBSEを実施するためにINCOSEとOMG (Object Management Group)が共同で開発したシステムモデル記述言語 SysML (System Modeling Language) を用いることで、様々なシステムのモデルを記述することができます。

イノベーティブ・デザインLLCでは米国No Magic, Inc.が開発し販売するMBSE関連開発支援ソフトウェアやその他の開発支援ソフトウェアの販売代理を行っています。

MBSE関連開発支援ソフトウェアとしては

  • Magic Draw + SysML Plugin
  • Cameo Systems Modeler
  • Cameo Enterprise Architecture

などの選択肢があり、それぞれ特徴が異なります。

また、システムモデルを用いたシミュレーション、数値解析によるトレードスタディ、他の解析ソフトウェアとの連携、PLM連携、などといった機能拡張についても多くのプラグインが用意されています。

No Magic, Inc ホームページのPRODUCTSページにてそれぞれの詳細をご確認ください。

No Magic, Inc.製品についてのお問い合わせやご購入はこちらのページよりご連絡ください。